だしソムリエStyle・鰹節(カツオブシ)ツアー枕崎へ


1泊2日で鹿児島の枕崎へ 鰹節の製造を見学
だしソムリエ認定講師仲間の30名が全国から参加しました。
鰹節は9割以上を枕崎(鹿児島) 山川(鹿児島)焼津(静岡県)の三大産地が占めていて、中でも、かつお節の最高級品“本枯節”の生産量は、山川が約8割を占めています。
今回は、枕崎の揚村鰹節商店へ


説明は 鰹節マイスターで、出汁王国鹿児島プロジェクト 中原社長
かつお節原料のカツオは、
脂の少ない物を赤道近くまで取りに行き、船上で直ぐ凍結し
枕崎漁港には凍結したカツオが入荷し、翌日各工場ののプール(置き場)で解凍
朝から手際よく職人さんの手で【生切】の作業が始まる
頭のみ機械でカットされ、鰓・内臓は除去され三枚おろしにされ身割り
朝早くホテルを出発してきたのは、この手切りしているところを見る為
包丁さばきの早い事〜さすが職人さん達 感動!!
後方では、生切りしたカツオがキチント籠に並べられ【籠立て】
次の工程へ
【煮熟】【放冷】【籠離し】【骨抜き】【焙乾】『なまり節』
【小骨抜き】【修繕】【焙乾】【あんじょう】『荒節』(約1ヶ月)
【カビ付け(一番カビ)】【天日干し】2回から4回繰り返す『本枯節』(3ケ月~半年)と
世界で一番硬い食品かつお節が完成
この木が焙乾には必要
静岡の焼津へかつお節の工場見学に伺った時も
今はこの焙乾に必要な樹木が少なくなってきていていると・・・
伝統食品を作るには 日本の自然が守られなければ いつか同じ味は無くなる
これまで受け継いでくれた生産者の方々に敬意を表します。
大変なお仕事ですが、これからもよろしくお願いいたします
だしLOVE
食・旅探究士 辻井よしみ

