愛知 三河へ発酵見学ツアー2日目 岡崎へ八丁味噌



株式会社カクキュー八丁味噌
昭和2年に完成した本社屋 平成8年に愛知県で初の国の登録有形文化財に


八丁村で生まれた【八丁味噌】
徳川家康公生誕の岡崎城から西へ八丁の距離にあることから名づけられた【八丁村】
江戸時代初期から八丁村の2社が八丁味噌を作り続けていることから【八丁味噌】と呼ばれるようになりました。



カクキューの歴史

今川義元の家臣であった早川家の先祖・早川六郎勝久は、
桶狭間の戦いで今川が敗れた後
岡崎の寺へと逃れ、武士をやめ、名を久右衛門と改めました。

久右衛門は寺で味噌作りを学び、数代の後、現在の場所である岡崎市八帖町(旧・八丁村)へと移り
正保2年(1645年)に業として【八丁味噌】を作り始めました。

代々『早川久右衛門』を襲名しており、現当主で19代目です。

屋号の【カクキュー】は早川久右衛門の『久』の字を四角で囲んだところから生まれました。



八丁村を選んだ理由
◎八丁村には慶長6年(1601)年に東海道が通り旅人が行き交う街だった

◎味噌作りに重要な水が良質だった

◎近くに大きな矢作川があり、原料の大豆・塩を船で運び入れることができ、船で出荷する事ができた

◎写真は 熟成
仕込みを行った桶を味噌蔵に運び、天然の川石を職人の手で山のように積み上げて重石をします。

仕込み重量 約6トンに対して重石の重量は3トン、数にして約350個

天然醸造 二夏二冬(2年以上)長期熟成をさせて八丁味噌は出来上がります。

なぜたくさんの重石を積むのか・・・

重石を載せることで味噌の水分を均一にするため

特に八帖町(旧八丁村)の2社が江戸時代初期から造る【八丁味噌】は

仕込み水が少ない為、重石を大量にのせる必要がある


見学最後の このコーナーで八丁味噌のお味噌汁をテイスティングできます。




ソフトクリームは是非食べてください

上にかかっているのは、チョコではなく 【八丁味噌パウダー】

使い勝手が良いので 大袋とお土産を買いました。

味噌汁を毎日飲むことが、カラダに発酵食品を取り入れることで良いと知っていても

本当に麹菌が生きてる お味噌汁を頂きたいと思います。

丁寧な説明を聞かせていただきありがとうございました。